「京都は歴史への門である」という設計主旨のもと、建築された京都駅ビルです。
初代京都駅ビルは1877年に建てられ、当時は赤レンガのモダンな建物でした。以後、ルネサンス式建築様式による総ヒノキ造り2階建て、鉄筋コンクリート造りの2階建てを経て、1997年現在4代目の建物になりました。
この駅ビルの建築家は原広司氏です。東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のメインスタジアムとして使用された国立競技場のデザインに関わった隈研吾氏の大学院時代の恩師でもあります。
木造建築のイメージがある京都ですが、アトリウムの上を走る空中歩廊を含むダイナミックな建築は、新しい京都のシンボルだと感じます。