12日11日、朝からジオパークメインのエリア、緒方駅へ向かいます。
大分駅から約1時間で、自然豊かなエリアに行くことができます。
九州横断特急という汽車です。(電車ではなく汽車なんだそうです)
九州の列車は本当にお洒落だといつも思います。
緒方駅で豊旅の 芝崎 さんにお迎えいただき、その後近くの俚楽の郷という地域の伝統芸能や農村風景の変遷を今にお伝えする建物のあるところで他の参加者さんと合流しました。大手旅行会社、豊後大野市商工観光課、資料館の方などが参加されました。
その後マイクロバスで、奥嶽橋・滞迫峡を見学。
9年前に起きた阿蘇山大爆発の際に流れてきた火砕流が冷え固まったものにひびが入り、それが柱状になった崖。崖の高さが70mに及ぶ場所もあるそう。谷が深いので、このエリアにはアーチ型の石橋がたくさんあるそうです。
近くには神社もあります。
健男社
近くにある祖母山を信仰する神社のひとつ。祖母山は神武天皇のおばあさんを祀っているので、祖母山というそうです。江戸時代の旅行記にも記録が残っている神社で、このエリアは溶結凝灰岩が多く、神社作りの材料にも多く使われているとのことでした。
その後向かったのは里山です。
ご案内くださったのは、里山でかぼすを栽培されている「かぼすカンパニー」の通称かぼすさんです。
かぼす農園です
こちら側にはたくさん実っています。
里山散策・だんご汁・門松づくり体験をしました。
最近は鳥獣被害が多いそうで、里山を作りながら動物に戻ってもらうようにされているそうです。ハクビシン、いたち、いのししや鹿などがどんどん人が住むエリアに降りてきて、作物などを食べてしまうそうです。こちらでは牛を放牧し、荒れた土地の草を食べてもらい、里山を広げていったりするそうです。大分ではレンタカウという牛を借りるサービスがあるそうです!)
このエリアは牛が綺麗にしてくれたところだそうです。
自然が残っているところですので、道はありません。歩きやすい靴をお勧めします。
地元の人も分からない、お寺?少し神社のような箇所もあり、神仏習合とうことでしょうか。
1時間ほど里山散策をするとどこからともなく12時のサイレンが聞こえてきました。この辺りは農作業をされている方が多く、音でお昼をお知らせするそうです。斬新なアイデアですね!
かぼすさんのお宅のそばの広場でお昼ご飯を頂きます。
鉄鍋の中にあるのは・・・
名物だんご汁!
中力粉の生地を手でのばしてお鍋に入れていきます。楽しいです♪里芋や椎茸などの具材が入っています。お味噌も手作りだそうで、とてもおいしかったです。ごちそうさまでした。
里山で育っている竹を使って門松を作ります。
電動のこぎりで竹を切って、やすりできれいにします。ムンさんは娘さんに鉛筆立ても作られていました☆
こちらで実ったかぼすをアクセントに。お月様のように見えて更に縁起の良い感じがしますね。
こういう作業ってすごく久しぶりな感じです。思い思いにアレンジしていきます。
どれも個性が出ていて素敵です。明るい新年がお迎えできそうですね☆
こういったクラフトイベントも、買ったもので作るのではなく、廃棄するものを使用して制作します。都会ではなかなかできないですね。
ご案内くださったかぼすさんのお宅の近くにはスーパーがありません。どうされているのかお聞きすると、数日に一回車で買い出しをし、それ以外のものはアマゾンで購入されているそうです。アマゾン、便利ですねー。
因みにかぼすさんは農家さんだけではなく、なんとユーチューバーでもあります!びっくり!
かぼす栽培の様子などをおもしろ楽しく配信していらっしゃいますので、よろしかったら是非ご鑑賞ください。
夕方になり、里山を後にしてロッジに移動します。
ロッジ清川
ツリーハウスみたいです!
今はやっていますが、こちらでは20年前からあるそうです。
私がお借りしたのはこちらのロッジです。wifiがつながります。
こちらのロッジ清川はワーケーション対応しています。リモートワークが可能な企業にお勤めの皆さん、都会から一歩飛び出して、仕事も、生活も、遊びも充実できる“暮らし方改革”をしてみませんか。
豊のしゃも。闘う鳥ですので身にハリがあり、よく噛んでいただきましょう。
A5ランクの「おおいた和牛」。霜降りお肉はとてもジューシーです。
地元のお野菜と一緒に頂きます。どれもおいしいですが、おすすめはピーマン。苦くないんです。
「もんむれづる」と読むそうです。地元の焼酎です。九州と言ったら焼酎のイメージが強いですね。香りが強くて驚きました。
酒蔵も近くにありますので、豊後大野に来られた際はお立ち寄りください。
お天気にも恵まれ、見事な自然と里山体験、そしておいしいお食事で、やっぱり旅行っていいなと思う一日でした。