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☆大阪・関西万博関連イベント☆ 佐々木酒造 酒蔵見学

こんにちは。マイトラガイドのリチャードです。いよいよ大阪・関西万博(2025年日本国際博覧会:4月13日~10月13日)が開催されます。先日、万博の関連イベントとして行われた佐々木酒造さんの酒蔵見学に参加してきました。

佐々木酒造さんは1893年(明治26年)創業で、京都・洛中で現存する唯一の酒蔵となっています。また、俳優・佐々木蔵之介さんのご実家であることもよく知られています。現在は蔵之介さんの弟にあたる佐々木晃さんが4代目社長をされています。

まず、酒蔵見学で紹介されたのは、良質な地下水である「銀名水(ぎんめいすい)」が湧き出る井戸でした。佐々木酒造さんの酒蔵は豊臣秀吉が建立した聚楽第の南端に位置しており、千利休が茶の湯に用いたとされる銀名水が今でも湧き出ているそうです。この銀名水を利用して、おいしい日本酒を造っているのだそうです。

そして、井戸のすぐ横にはお米を蒸すための大きな甑(こしき)・釜がありました。お米の外側は硬く、内側は柔らかくなるようここで1時間ほど蒸すそうです。その後、冷ました蒸米に種麹(たねこうじ)を振りかけ、麹室(こうじむろ)で麹を造るそうです。

酒蔵の奥に入ると、麹、蒸米、水を仕込んで、原酒となるもろみを管理している大きなタンクがずらりと並んでいました。タンクに架けられたはしごを使って、タンクの上から覗くと、泡がぽこぽこと出ていて、発酵している様子がよく分かりました。

最後に、瓶詰めや包装をしている部屋に案内されました。部屋の壁には、佐々木蔵之介さんが出演されていた映画のポスターなどがたくさん貼られていました。これは宣伝の為ではなく、蔵之介さんや現社長が子供の頃にボール遊びをして、壁にたくさん穴をあけたので、それを隠すためにポスターを貼ったとのことでした。

酒蔵見学の後は、お楽しみの試飲会でした。「聚楽第 純米吟醸ピュアクラフト」を始めとして、5種類の日本酒が紹介されました。いずれも、たいへん美味しかったです。

佐々木酒造さんの周辺には、二条城、京都御所、西陣などの歴史を感じさせられるスポットがたくさんあり、洛中ならではのまちあるきを楽しめます。皆様も、まちあるきと京都のお酒を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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